がん種一覧

脳・頭部

脳腫瘍

脳腫瘍は脳にできる異常な細胞のかたまりです。良性(無害)と悪性(危険)があり、頭痛や吐き気、体の動きの異常など、さまざまな影響を及ぼします。

頭頸部がん

頭頸部がんは、口や喉、鼻、耳など、頭や首にできるがんです。飲み込むときの痛みや声の変化、腫れなどの症状が現れます。早期発見と治療が重要で適切な治療で回復が期待できます。

甲状腺がん

甲状腺がんは、首の前にある甲状腺にできるがんで、しこりや声のかすれ、飲み込みづらさなどが症状として現れます。多くは早期発見で治療が可能で、適切な治療で回復が期待できます。

胸部

肺がん

肺がんは、肺にできるがんで咳が続いたり、息切れ、胸の痛み、血痰などの症状が現れます。喫煙が主な原因とされますが、非喫煙者にも発症します。早期発見で治療効果が高まります。

小細胞肺がん

小細胞肺がんは、肺がんの一種で進行が早く、転移しやすい特徴があります。喫煙が主な原因とされ、咳、息切れ、胸の痛みなどの症状が現れます。早期発見と治療が重要です。

非小細胞肺がん

非小細胞肺がんは、肺がんの一種で肺がん全体の85%を占め、扁平上皮がん、腺がん、大細胞がんが含まれます。進行は比較的遅く特に50歳以上の喫煙者に多く見られ高齢もリスク要因となります。

中皮腫

中皮腫は、主にアスベスト(石綿)への長期間の暴露が原因で、肺や胸、腹部を覆う膜に発生するがんです。症状には、息切れや胸の痛み、腹部の腫れなどがあります。早期発見と治療が重要です。

乳がん

乳がんは、乳房にできるがんでしこり、乳房の変形、皮膚の変化、乳頭からの分泌物などが症状として現れます。早期発見により治療の成功率が高まり定期的な検診が推奨されています。

消化器

食道がん

食道がんは、食道にできるがんで飲み込みにくさ、胸の痛み、体重減少などが症状として現れます。喫煙や飲酒が主な原因とされ早期発見が治療の鍵となります。定期的な検診が重要です。

胃がん

胃がんは、胃にできるがんで胃の痛み、食欲不振、体重減少、吐き気などが症状として現れます。ピロリ菌感染や食生活が原因とされ早期発見により治療の成功率が高まります。

GIST

GIST(消化管間質腫瘍)は、主に胃や小腸の壁にできるまれながんです。症状には腹痛、吐き気、体重減少、消化不良などがあり早期発見が難しいことがあります。治療には手術や薬物療法が使われます。

小腸がん

小腸がんは、小腸に発生するまれながんで、腹痛、体重減少、吐き気、便秘や下痢などの症状が現れます。早期発見が難しいことが多いため症状が出たら早めの検査が重要です。治療には手術が一般的です。

大腸がん

大腸がんは、大腸にできるがんで便秘や下痢、血便、腹痛、体重減少などの症状が現れます。食生活や遺伝が関係し、早期発見により治療の成功率が高まります。定期的な検診が推奨されています。

肝膵臓

肝臓がん

肝臓がんは、肝臓にできるがんで食欲不振、体重減少、腹部の痛みや腫れ、黄疸などの症状が現れます。主に肝炎ウイルスやアルコールが原因とされ早期発見と治療が重要です。

胆道がん

胆道がんは、胆管や胆のうにできるがんで黄疸、腹痛、食欲不振、体重減少などの症状が現れます。早期の自覚症状が少なく進行後に発見されることが多いため、早期診断と治療が重要です。

膵臓がん

膵臓がんは、膵臓にできるがんで腹痛、背中の痛み、黄疸、体重減少などの症状が現れます。初期症状が少なく発見が遅れることが多いですが早期診断と治療が治療成績に影響します。

泌尿器

腎臓がん

腎臓がんは、50歳以上の男性に多く、血尿や腰痛が症状として現れる。喫煙や肥満がリスク要因で、早期発見が重要。治療は主に手術や薬物療法で行われる。

腎盂・尿管・尿道がん

腎盂・尿管・尿道がんは、尿の通り道にできるがんで血尿や腰痛、排尿困難が症状として現れる。喫煙が主なリスク要因であり早期発見が治療成功の鍵。治療には手術や薬物療法が使われる。

膀胱がん

膀胱がんは、膀胱内にできるがんで血尿や頻尿、排尿時の痛みが主な症状。喫煙が主なリスク要因であり早期発見が重要。治療には手術や放射線、薬物療法が用いられ早期治療で回復が期待できる。

女性特有

卵巣がん

子宮体がんは、主に50歳以上の女性に多く見られ不正出血や下腹部の痛みが主な症状。肥満やホルモンの影響がリスク要因で、特に閉経後の女性がなりやすい。早期発見が重要で治療には手術が使われる。

子宮体がん

子宮体がんは、不正出血や下腹部の痛みが特徴で特に50歳以上の女性に多く発生。肥満やホルモン異常がリスク要因で早期発見と治療が回復の鍵となる。

子宮頸がん

子宮頸がんは、HPV感染によるがんで特に30〜40代の女性に多い。不正出血が主な症状で定期的な検診やワクチン接種が予防に効果的。早期発見が重要。

男性特有

精巣がん

精巣がんは、20〜40代の若い男性に多く見られ、精巣にしこりや腫れが現れる。早期発見が重要で、手術や化学療法で治療されることが多い。進行が早いが、治療の成功率は高い。

陰茎がん

陰茎がんは、50代以降の男性に多く、陰茎にしこりや潰瘍ができるのが特徴。HPV感染や喫煙がリスク要因で、早期診断が治療成功に重要。手術や放射線治療が一般的。

前立腺がん

前立腺がんは、主に50歳以上の男性に多く見られるがんで排尿困難や頻尿、血尿が主な症状。高齢や家族歴、ホルモンがリスク要因。進行が遅いことが多いが早期発見が重要。治療には手術やホルモン療法が使われる。

皮膚全身

皮膚がん

皮膚がんは、皮膚がんはメラノーマ、基底細胞癌、扁平上皮癌、皮膚付属器腫瘍の4種類の皮膚細胞や組織にできるがんの総称で紫外線が主な原因で特に高齢者や日焼けの多い人がリスク。不規則なほくろやしみが症状で早期発見が治療成功に重要。手術が主な治療法。

神経内分泌腫瘍(NET)

神経内分泌腫瘍は、ホルモンを分泌する細胞に発生しやすい腫瘍で特に中高年に多い。症状は発生部位により異なり早期診断が治療の鍵。手術や薬物療法が用いられる。

肉腫

肉腫は、骨や筋肉、結合組織に発生するまれながんで若い世代から中高年まで発症することが多い。痛みや腫れが特徴で早期治療が重要。手術や放射線が用いられる。

血液・リンパ

白血病

白血病は、ALL、AML、CLL、CMLの総称。異常な白血球が増加する血液のがんで子どもや若者に多く見られる。貧血や発熱が症状として現れ早期診断と治療が大切。治療には化学療法や骨髄移植が使われる。

悪性リンパ腫

悪性リンパ腫は、リンパ球のがんで特に高齢者がなりやすい。リンパ節の腫れや発熱、体重減少が症状で、早期発見が重要。治療には化学療法や放射線治療が主に使われる。

多発性骨髄腫

多発性骨髄腫は、骨髄に異常な細胞が増えるがんで特に高齢者に多い。骨の痛みや貧血、感染症が主な症状で早期診断が重要。治療には化学療法や骨髄移植が用いられる。

骨髄異形成症候群(MDS)

骨髄異形成症候群は、骨髄の異常で血液がうまく作れない病気。特に高齢者に多く貧血や感染症、出血が症状。進行すると急性白血病に移行することもあり治療は薬物療法が中心。

骨髄線維症

骨髄線維症は、骨髄が線維化することで血液が作れなくなる病気で特に中高年に多く見られる。貧血や脾臓の腫れが特徴で進行すると急性白血病になることもあり治療には薬物療法や移植が行われる。

その他の特殊ながん

原発不明がん

転移しているがん細胞が発見されても、元の発生部位(原発巣)が特定できない状態を指します。

転移性がん

転移性がんは、元々の発生部位(原発巣)から他の臓器や組織にがん細胞が広がった状態です。