一般社団法人 日本臨床統合医療学会とは
一般社団法人 日本臨床統合医療学会は、現代西洋医学と補完代替医療を融合させ、患者一人ひとりに最適な医療を提供することを目的としています。本学会は、最新の医学知識と技術を基にしつつ、自然治癒力や患者自身のライフスタイルに配慮した医療アプローチを重視し、患者中心の医療を実現するために設立されました。
設立の背景
医療の進化が進む中で、現代医療だけでなく、伝統医療や自然療法など、多様な治療法を統合する必要性が高まっていました。こうした背景の中、日本臨床統合医療学会は、川嶋先生の先進的な考えと実績に基づいて設立され、患者のためのより良い医療を目指しています。
この学会は、国内外の医療機関や研究機関との連携を深め、統合医療の未来を築くために活動を続けています。
学会の使命、目指す姿、重視する価値
使命(ミッション)
日本臨床統合医療学会は、現代西洋医学と補完代替医療を統合し、患者の個別ニーズに応じた最適な医療を提供することを使命としています。科学的根拠に基づく医療と、患者の自然治癒力を引き出すアプローチを融合させ、病気の治療だけでなく、予防や健康増進にも取り組みます。また、統合医療の知識を普及させ、医療従事者の育成や教育活動を通じて、次世代の医療の発展に貢献します。
目指す姿(ビジョン)
私たちが目指すのは、患者一人ひとりに寄り添い、全人的な健康を追求する統合医療が日本全国に普及する未来です。医学の進歩と共に、補完代替医療や自然療法を科学的根拠に基づいて活用し、すべての人々が「よりよく生きる」ための選択肢を提供します。また、QOL(クオリティ・オブ・ライフ)の向上に加え、QOD(クオリティ・オブ・デス=死の質)をも考慮した医療モデルの確立を目指しています。
重視する価値(バリュー)
- 科学的根拠に基づく医療
私たちは、すべての医療行為において科学的根拠を重視し、信頼性のある医療を提供します。統合医療の実践には、エビデンスに基づいた知識と経験が不可欠です。 - 個別化医療
患者一人ひとりの体質、生活習慣、精神的背景を尊重し、オーダーメイドの医療を提供します。個々のニーズに合わせた治療とケアを重視し、自然治癒力を最大限に引き出します。 - 多職種連携
医師、看護師、栄養士、理学療法士など、多職種が協力して患者のケアにあたるチーム医療を推進します。統合的な視点から最適な治療方針を提案し、患者に総合的なサポートを提供します。 - 継続的な学びと教育
医療従事者の教育や研修を通じ、統合医療の知識と技術を広めることに努めます。常に新しい知識を取り入れ、患者に最善の医療を提供するために、継続的な学びを大切にしています。