【ご報告】未来へはばたく福島県

5月11日に福島県双葉郡大熊町にて開催されました、本学会代表理事 川嶋朗先生による講演会、未来へはばたく福島県が大盛況のうちに終了しました。地元住民の方々や県外からの来場者をはじめ、行政関係者、医療従事者、報道関係者まで幅広くご参加いただき、「放射線ホルミシスの可能性」や「日々のセルフケアと自己免疫力の向上」をテーマに、川嶋先生の貴重なお話に熱心に耳を傾けてくださいました。当日は福島民友新聞社様と共同通信社様が是非にということでしっかりと中に入り、取材をしてくださいました。

前日10日

前日の10日の夜には、衆議院議員の斎藤裕喜先生と川嶋先生との会談もございました。福島県の医療法人の会計監査、設立等、開業医のドクターとご一緒にやられてらして、双葉郡や浜通りの医療、介護、福祉、子育てを充実させるために厚労省等ともお話し中の斎藤先生。川嶋先生とのお話も弾み、数時間に渡り福島県の医療、及び日本国の医療の未来や今後の展望までお話は多岐にわたりました。

第一部「放射線ホルミシスの可能性」

来賓挨拶として、地元の管理組合長で元東京電力の職員の方からご挨拶をいただき始まった第一部。ご自身のご職業柄、被曝量が多かったけれど今は花粉症の薬以外は飲んでいませんとおっしゃられ、会場を笑いと放射線ホルミシスの可能性への興味の渦に巻き込んだ挨拶のあと始まりました。過去の公表されているデータや研究、臨床データをもとに放射線を一概に怖がる必要はないことや、ホルミシス効果で健康に有益な結果をもたらしたお話で、会場は安心と希望の笑顔で溢れました。放射線をこのように正しく理解してもらって浜通りの人口が増えたら良いなという感想を閉会後にもたくさんいただきました。

けんこうの窓口による「糖化について」

休憩に入る前には、本学会の運営事務局を務めるけんこうの窓口から糖化についてのお話がありました。食事などで摂取した余分な糖質と結びつき、劣化する現象を糖化と言いますが、これを抑制してくれるアルロース糖を使用したお弁当が振舞われ、会場の人は美味しいと大喜びでした。

第二部「日々のセルフケアと自己免疫力の向上」

第二部が始まる前には斎藤衆議院が駆けつけてくださりご挨拶をいただきました。本学会と一緒に福島県の未来の健康のために頑張りたいという意思を示してくださり、更に会が盛り上がり第二部がスタート。震災から時間が経ってもまだ十分に医療体制が整い切らない福島県浜通り。自分の健康を自分で守る知識は非常に重要です。日常生活での軽い運動や温活など、実践しやすく楽しいお話で盛り沢山でした。ご来場者の方も笑顔で最後まで楽しんで聞いてくださいました。

最後に

福島の復興と未来に向けて、医療の視点から新たな光を投げかける本講演会では、放射線を“怖いもの”と捉えるのではなく、医療での活用例や健康への刺激としての可能性を統合医療の第一人者である川嶋先生が分かりやすく提示してくださりました。ご来場者の皆様からは「新しい視点を得た」「楽しかったし、ためになった」「みんなにこの知識を知ってほしい」といった嬉しいお声をたくさんいただきました。

本講演会が本学会の初めてのイベントとなったわけですが、非常にたくさんの方にご指導、ご支援いただきました。特に事務所を置かせていただいております、ここ大熊町の事業者が共創しあう場である大熊インキュベーションセンター、そして福島県浜通り13市町村の若者支援事業を通し持続的な地域貢献をサポートするHAMADOORI13、また大熊町と近隣の双葉町や浪江町の町民の方には本当にたくさんのご協力をいただきました。躓く度に優しく手を貸してくださる温かい人たちに囲まれながら終演のお時間まで走らせていただいた数か月間でした。本当にありがとうございました。今後も一般社団法人日本臨床統合医療学会、地域医療の発展、健康意識の向上、そして福島から全国へ統合医療を広めていく活動を積極的に頑張ってまいりますのでどうかよろしくお願いいたします。

日本一健康な町を福島から!!

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